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ブラジルフェアー報告

10月1日コーヒーの日にちなんで、トーアコーヒー直営店でブラジルコーヒーにフォーカスしたブラジルフェアーを開催いたしました。お忙しい中足を止めていただき大勢の方にブラジルのコーヒーを試飲して頂き誠に有難うございました。

今回、。カップ・オブ・エクセレンスのアーリー・ハーベスト1品、レイト・ハーベスト2品、テイスト・オブ・ハーベスト1品、スペシャルティーコーヒーのブラジルと知っている方ならびっくりするアイテムを飲み比べていただき、「同じブラジルコーヒーでも、こんなに特徴が違うなんてびっくり」と驚かれたかたも多くいらっしゃいました。、私たちもしてやったりという感じで満足のいくリアクションを頂きブラジルコーヒーの魅力や、美味しさを伝えられ良かったです。

こういったトーアコーヒーだから出来るイベントをこれからも企画していきますので宜しくお願いいたします。

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注目される冠動脈疾患との関連

心疾患(冠動脈疾患)や脳卒中とコーヒーの関連性についても、多くの研究者による研究が現在進行形で行われています。従来、コーヒーの成分には血圧を上昇させる作用があると言われており、高血圧が大きく関与する冠動脈疾患や脳卒中へのリスクが懸念されていました。特にヨーロッパでは、冠動脈疾患や脳卒中で亡くなる人の割合が女性で54%、男性で43%と多く、ヨーロッパで多く消費されるコーヒーと、冠動脈疾患リスクの関連性に注目が集まっています。

コーヒー摂取と冠動脈疾患リスクについては、2009年、中国の研究者グループが米国やスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、スコットランド、デンマークの計21のコホート研究(※1)に対するメタ分析を報告しています。それによると、全体として、コーヒーの飲用と冠動脈疾患の長期的リスクとの間に統計学的に有意な関連性はありませんでした。また、3万7514名を13年間追跡調査した2010年のオランダの研究報告では、1日2~3杯のコーヒー摂取群で冠動脈疾患リスクが最低であったことが報告されています。

これらの研究が示すように、コーヒーは冠動脈疾患のリスクを高めないという認識が有力になりつつあります。

社団法人全日本コーヒー協会 コーヒーとからだのおいしい話3 冠動脈疾患のリスクを下げるコーヒーの可能性 注目される冠動脈疾患と関連性より 抜粋

※1 コホート研究:ある特定の集団を一定期間追跡調査し、疾病発生とその要因との関連を調査する研究。

 

SCAJ2014 報告

9月24(水)25(木)26(金)の3日間、お台場 東京ビッグサイトにて日本スペシャルティコーヒー協会主催のコーヒーイベントが行われました。私たちトーアコーヒーも3日間BSCA(ブラジル スペシャルティコーヒー アソシエーション)のサポートとしてブラジルブースを3日間携わらせていただきました。その間、多くのお客様にご来場頂き誠に有難うございました。

今回ブラジルブースではブラジル国内のBSCA認証農園、8つの地域から今年収穫・乾燥処理されたばかりの20のロットをサンプルとして持ってきて、来場されたお客様に試飲していただきながら今期のブラジルコーヒーのクォリティと新たな美味しさとの出会いをお届けいたしました。

お客様のブラジルコーヒーに対する反応や期待の高さにBSCAのメンバーをはじめ私たちトーアコーヒーも興奮いたしました。

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その他、ブラジルのTeast of Harvest2014も行われ、数多くのすばらしいロットが紹介され即売されたロットも多くありました。

昨今のスペシャルティコーヒーをはじめとするコーヒーブームの中で本当の美味しさや価値観を、ブラジルのスペシャルティコーヒーを作る生産者に教わることが出来たのは本当にトーアコーヒーとして財産となりまた一歩成長することができました。今後のトーアコーヒーにご期待ください。

 

一杯のコーヒーの不思議

心筋梗塞、脳梗塞など血管疾患発症に及ぼす効果

2008年、米国の研究の結果、カフェイン入りコーヒーの飲用習慣のある高齢者は、血栓イベントの発症率が低いことが報告された。そこで、7日間純水を飲用したマウスと、コーヒーを飲用したマウスの、心筋梗塞の発症を近似させた動脈血栓モデルにおける血栓閉塞までの時間を計測した。塩化鉄を用いてマウスの精巣動脈の血管内皮細胞を酸化ストレス刺激すると、血管内皮細胞の血栓が尽きやすくなる。損害された内皮には即座に血小板の集積が起こる。純水を飲用したマウスの精巣動脈は刺激開始後12分で完全閉塞した。一方、コーヒーを飲用させたマウスでは46分に延長し、コーヒーに血栓閉塞時間の延長効果があることが示された。

後藤信哉  東海大学医学部 教授

社団法人全日本コーヒー協会 コーヒーとからだのおいしい話3 研究報告ダイジェスト これまでの助成研究より 抜粋

コーヒーのある生活

現在、コーヒーは誰でも口にすることの出来る、きわめて当たり前の飲料になっています。香りと風味に魅力があり、そして適度に神経を刺激して気分を爽快にします。また疲労回復の効果もあります。コーヒーはそれを飲むことによって、心に安らぎと、潤いを得ることも出来ます。しかし、一方では「胃を悪くするのではないか」「眠れなくなる」など危惧をもつ方もいます。が、その心配はないのです。コーヒーの飲み方(適量)さえ正しければ、むしろ消化の助けともなり、整腸の役もはたします。利尿剤としての効果は申すまでもありません。

確かにいささかのカフェインを含み、精神を興揚させる力を持つコーヒーですから、過度に飲むとか、夜不適当に濃度の高いものを飲んだりすれば、当然眠りがたい思いをしなければなりません。そしてなにより「コーヒーを飲むと眠れなくなる」という先入観が作用すると思います。

私たちにとって身近な飲み物であるにもかかわらず、あまり良くは知らないコーヒー。そんな不思議な飲み物の新たな発見や間違った認識を払拭し、さらに多くの人々に愛飲していただく為に、コーヒーについていろいろ研究していきたいと思います。

豆の種類と違いについて

コーヒーは、豆の品質によりランク分けがされています。
希少なコーヒーになればなるほど流通数がが少なくなり、手に入れるのは困難になりますが、その品質は、コーヒー本来の美味しさを教えてくれます。
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○カップ・オブ・エクセレンス(COE)とは

カップ・オブ・エクセレンスは、コーヒーの国際的な称号の中で最も厳格な品質基準です。 国際審査員による3週間に及ぶ審査会で高得点(85点以上)を獲得したコーヒーのみが得ることのできる称号、それが「カップ・オブ・エクセレンス」です。一般の市場には出さず、すべてのロットをインターネットオークションを通じ世界中の高品質コーヒーを求めるバイヤーに販売されます このカップ・オブ・エクセレンスのプログラムにより、個々の農園主は栄誉ある称号を得るとともに、オークションにより高額の報酬を得ることができ、さらに高品質コーヒーを求めるバイヤーとの関係を構築することにより、永続的に安定した収益を得ることが可能となります。農園主にとっても我々バイヤーにとっても、さらに言うと農園を取り巻く自然環境の維持保全や生態系の維持保全、農園に従事する労働者の労働環境の向上、地域貢献など「コーヒー」によってさまざまな環境の好循環を生み出します。それが「カップ・オブ・エクセレンス」です。

 

○スペシャルティコーヒーとは

簡潔に言うと「生産地の気候や土壌などの特性が、抽出液の中に反映された高品質のおいしいコーヒーのこと」 世界各国にスペシャルティコーヒーの関係団体がある。いくつかの評価基準があり、近年統一化されてきた。「カッピング」というテイスティング作業を行い、平均して80点以上の点数がつくコーヒー豆がスペシャルティコーヒーと呼ばれている。 消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。 風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。 カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階に於いて一貫した体制・工程で品質管理が徹底している事が必須である。(From Seed to Cup) 日本スペシャルティコーヒー協会 参照

 

○プレミアムコーヒーとは

コロンビアスプレモ・ブラジルサントスNO2・グァテマラSHB・タンザニアAAなど輸入規格では良質とされている豆にバックグラウンドストーリーや生産量が希少な豆などの付加価値を付けたコーヒーをプレミアムコーヒーといいます。著名である故に味覚面での評価とは別に高値で取引されています。有名なプレミアムコーヒーとして、ブルーマウンテンNO1やハワイコナなどがあげられます。

 

○コマーシャルコーヒーとは

可能な限り「均一性の追求」と「特に不味くないコーヒー」です。 味とは別な、国ごとの規格でコーヒーを格付けし、そのランクごとのコーヒーを需要と供給によって価格を決め、市場取引によって売買されているコーヒーです。

コーヒー豆の保存方法について

○美味しさをお楽しみいただくために

原則としてコーヒーは保存の利く商品ではありませんので、お早めにお飲みいただくことが香り・風味をよりお楽しみいただく最善の方法です。 コーヒーの粉は、豆に比べ粒子が細かくなりますので、空気と触れ合う面積が増し香りが立ちやすく風味が失われる速度が速くなります。コーヒーの醍醐味であります香り・風味をよりお楽しみいただくために、飲む直前にグラインダーやミルで引くことをお勧めいたします。

 

○美味しさをより維持する保存方法

1ヶ月未満でお飲みいただける場合は、トーアコーヒーのコーヒーパッケージのまましっかりと空気を抜いて常温(温度差の少ない涼しい場所)での保管をお勧めいたします。 飲みきるのに1ヶ月以上かかる場合は、1回に抽出する分量を密封袋に小分けし冷凍庫での保管をお勧めいたします。一度常温に戻ると温度差による結露が起こる為、コーヒーが湿気てしまい香り・風味ともに損ないます。

 

○トーアコーヒーのパッケージ

トーアコーヒーのパッケージは遮光性、防湿性に優れたものを採用しております。 またコーヒーパッケージには特殊なガス抜き用のバルブがついています。 コーヒーから発生するガスだけが外に抜け、外気が袋の中に入らない仕組みになっています。まれに袋がパンパンに膨れている場合がございますが、品質には問題ございませんのでご安心ください。袋の中のガスを抜く場合はバルブの周りをゆっくりと押すように抜いてください。

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