現在、コーヒーは誰でも口にすることの出来る、きわめて当たり前の飲料になっています。香りと風味に魅力があり、そして適度に神経を刺激して気分を爽快にします。また疲労回復の効果もあります。コーヒーはそれを飲むことによって、心に安らぎと、潤いを得ることも出来ます。しかし、一方では「胃を悪くするのではないか」「眠れなくなる」など危惧をもつ方もいます。が、その心配はないのです。コーヒーの飲み方(適量)さえ正しければ、むしろ消化の助けともなり、整腸の役もはたします。利尿剤としての効果は申すまでもありません。
確かにいささかのカフェインを含み、精神を興揚させる力を持つコーヒーですから、過度に飲むとか、夜不適当に濃度の高いものを飲んだりすれば、当然眠りがたい思いをしなければなりません。そしてなにより「コーヒーを飲むと眠れなくなる」という先入観が作用すると思います。
私たちにとって身近な飲み物であるにもかかわらず、あまり良くは知らないコーヒー。そんな不思議な飲み物の新たな発見や間違った認識を払拭し、さらに多くの人々に愛飲していただく為に、コーヒーについていろいろ研究していきたいと思います。