いつも株式会社トーアコーヒーをご愛顧頂き誠に有難う御座います。
トーアコーヒー 寄居パイルファクトリーでのコーヒー直売フェアは、5月12日(金) 13日(土)に開催いたします。
営業時間は下記の通りです。
AM 10:00 ~ PM 16:30 (両日)
皆様のお越しをお待ちしております。
ブエノスアイレスのドライミルに行って来ました。
今年のカップオブエクセレンスで、自社農場で5ロット、集荷ロットで2ロット。計7ロットもこのBeneficio Buenos Airesから生まれています。
シーズンも終了している為何にもありませんが、一応一通りみました。このパティオはコマーシャルコーヒーでした。
ブエノスアイレスでは、パコさんのエル・ケッツァールと同じくビューラーの電子選別機を導入しています。この電子選別機の威力は凄いです。
機械が止まっているところを見るのもある意味レアな経験でした。
ブエノスアイレスのドライミルで2セッションのカッピングをして来ました。
1セッション目は全てカトゥーラでそれぞれ農園や区画が違うものを並べてのカッピングでした。
8ロットのうち、モンテリバノのロットが 白ワインやシトラス ライチを思わせる面白いキャラクターのあるコーヒーがあり、90点を付けてしまいました。
その他は81~86点ぐらいのコーヒーでした。全体的にオレンジやシトラスと言ったシトリックアシディテー系で爽やかでスムースなコーヒーでした。
2セッション目は、品種 マラカツーラで同じ区画で収穫したチェリーを異なる6種類の処理方法で仕上げたコーヒーをカッピングしました。
1.ケニワ(アフリカ式washed 発酵槽に付けないwashed)
2.Fully washed
3.アナエロビック ファーメンテーション(タンクの中を真空状態)
4.アエロビック ファーメンテーション(タンクの中に空気を送り込む)
5.アナエロビック+ケニワ
6.アナエロビック(Natural 48時間タンクに入れ、アフリカンベッドで18日かけて乾燥させたもの)
1 ~ 5 はマラカツーラらしい、チョコレートやアプリコット アップル などの風味を感じ、クリーミーな質感がある83~86点ぐらいのコーヒーでした。
6はドライの時から異質な個性を出していて、他にはない衝撃的なキャラクターを醸し出していました。
フレーバーは、ライチ ライム 白ワイン 複雑な酸とスムースでジューシー 最初から最後までフレーバーがブンブン香るコーヒーでした。 第1セッションの6番に傾向は似てますが、フレーバーのインパクトの強さは驚きでした。
フレーバーに引きずられ点数も90点を付けてしまいましたが、クリーンカップ スィートネス マウスフィール バランスが少し落ちるように感じました。
かなり興味深いカッピング体験ができました。
こういう試験を繰り返し品質向上を図っている事は将来が楽しみであり、一体どこまでいくのかと思いました。
トーアコーヒーのエルナランホ デピルトが里帰りしました。
素晴らしいスタッフに感謝。
是非今年もカップオブエクセレンス オークションで素晴らしいコーヒーを落札し、皆様にお届けしたいです。
ヌエバ セゴビア デピルトのブエノスアイレスとエル ナランホ デピルトに行ってきました。
標高1300m~1500mに位置するこちらの農園は、カフェテーラ ブエノスアイレスが管理する8つの農園の2つで、隣接するセクターの為、品質も味も似ています。
栽培品種は、マラカツーラ、マラゴジッペ、レッドカトゥアイ、イエローカトゥアイ、ジャバ、カスティージョ、SL28 最近ゲイシャも始めたそうです。
乾燥処理法は、Fully washed ブラック、レッド、イエロー ハニー、Natural アナエロビック、アエロビック と新しいプロセスに積極的に挑戦しています。
エルナランホ デピルトの品質管理者
エルナランホ デピルトのマラカツーラの区画
病虫害を防ぐため、ハエ取り紙みたいなシートをコーヒーツリーの間にいくつも仕掛けてありました。
※モンテシオンでは、ペットボトルにアルコールをいれていました。
オーガニックで作るため、色々苦労があるみたいです。
エルナランホ デピルトは、水洗処理場からもっとも近くにあり、1日に2回水洗処理場に摘み取ったチェリーを運び込みます。朝6時から摘み取り作業が始まり、11時に一回、夕方にもう一度持ち込みます。
今回のCOEでもブエノスアイレスよりスコアが良い理由の1つかもしれません。
時期外れに来た為、ピッキングや処理作業を見る事は出来ませんでしたが、普段の作業を垣間見る事が出来ました。
今の時期は、乾燥期に入っている為、葉っぱが下に垂れ下がるぐらい水分が少なくなる為、灌漑設備を導入しコーヒーツリーに水やりを行なっていました。
カップ・オブ・エクセレンスの国際審査会は、1次ラウンド・2次ラウンドでカップオブエクセレンス受賞コーヒーを選出し、3次ラウンドは、その中でも特別なTOP10を再度焙煎し直し、評価します。
さすがTOP10だけあってどれも甲乙付けがたいコーヒーばかりですが、コンペティションである以上、順位をつけなければならないところが苦しいところです。
今回見事1位に輝いたのは、ニカラグア北東部に位置するJinotegaにある「El Esfuerzo 農園」でした。スコア91.166点。
最終的に今年のニカラグア・カップオブエクセレンスを受賞した農園は25農園でした。
昨年、一昨年と3年連続でニカラグアの品評会を見てきましたが、年々コーヒーのクォリティーがレベルアップしていてカッピングしていても、驚きの連続でした。特に綺麗な味だからこそ出てくる酸味の繊細な部分やフレーバーに輝きがあり魅了されました。
今回の品評会で入賞したロットをオークションで落札したいと思います。お楽しみにして下さい。
カップ・オブ・エクセレンスの授賞式でのニカラグアダンスでの祝福。
2017年 最初のカップ・オブ・エクセレンス ニカラグア国際審査会に召集され参加して来ました。
首都マナグアから車で4時間程のニカラグァ北部の県、ヌエバ セゴビアの県都オコタルというホンジュラスとの国境に近い街で開催されました。
気温は日中は36度位、夜は冷房無しで寝れる位の25度位です。湿度はかなり低く、乾燥しています。お陰で洗濯物がすぐ乾きました。
第1日目は、カリブレーションを行い、味覚の尺度をあわせる訓練を行います。
ヘッドジャッジのポールソンガーさんがプレゼンし、カッピングの指導があります。
最近の攻めたプロセッシングに対応するためか、処理方法の違いとその特徴を説明し、実際にテストカッピングで味をみたり、ケミカルを使用し、ナチュラルの酸、シトリックな酸、マリックな酸等をつくりテイスティングしました。
処理方法と酸の質は今後益々必要となるスキルの一つです。
ウェルカムセレモニーが行われ、いよいよカップオブエクセレンス国際審査会の始まりです。