いつも株式会社トーアコーヒーをご愛顧頂き誠に有難う御座います。
トーアコーヒー 寄居パイルファクトリーでのコーヒー直売フェアは、3月9日(金) 10日(土)に開催いたします。
営業時間は下記の通りです。
AM 10:00 ~ PM 16:30 (両日)
皆様のお越しをお待ちしております。
新商品のご案内です。
明日2月23日(金)より「エル・サルバドル/サンタ・ローサ」を販売致します。
フローラル・トロピカルフルーツ・ワイニー・パッションフルーツを想わせる風味。
爽やかな明るい酸味と滑らかな質感を持つコーヒーです。
どうぞお試し下さい。
販売価格
¥4,968/100g
http://toacoffee-online.com/shopdetail/000000000432/
カラディカン農園の水洗処理場と乾燥場です。
こちらの処理場では、ブラジルのピニャレンセ社製のセパレーターを使用していました。ピニャレンセ社の機器は精度と品質で世界的に有名です。国産がアルにも関わらずピニャレンセをチョイスしているところにこだわりを感じます。
チェリーの選別もスクリーン、比重選別ときちんと分けられ、ディフェクトされたものは、下のグレードまたは、コマーシャルコーヒーとして選別されます。
比重選別後にビニールシートの上で更に未熟実と過熟実をハンドピックで選別していました。この工程が更に品質を向上させています。他の国でも、価格を値切るとこの工程を省かれるか、比重選別されたものを混ぜられるかされ品質の低いものになってしまいます。価格に似合った品質かどうか、カッピングが大切ですし、理由を知るためには現場に行かないと分からないものだと感じさせられました。スペシャルティコーヒーは価格を値切っていいものは出てきません。
乾燥工程で1番気をつけないといけないのが、乾燥温度です。
※特に乾燥2日目までの管理が大事だとブラジル ラブラス大学のフラビオ博士が臨床実験の結果として報告しています。
黒いシートを使用しているのが少し気になりましたが、直接パティオにしいてなかったので良かったです。
※理想は乾燥機を使って、低温(35度以下)で12時間乾燥、12時間以上休ませるという乾燥方法が今1番良いとされています。BSCAのフラビオ ボーレン博士のプレゼンテーションでも報告されました。
インドのコーヒーボードはまだ乾燥機はダメというイメージがあるようで、農業技術が遅れているようでしたが、土壌や気候などテロアールは素晴らしいものがあることがまだまだ伸び白がある農園だと感じさせてくれました。
今回の出張で昨年よりも更に品質の良いものを買付けることが出来ましたので早くお客様にご案内したいですが、まずは無事に輸入できる事を祈りたいです。
今回の目的地、インド南西部に位置するチクマガルールです。
赤道から北緯15度、標高1000m~1150mにコーヒー農園が広がっています。この近くには、インドにはじめてコーヒーが伝来したとされるババブダンギリという山がありコーヒーが育つ環境に適しています。
赤道に近い事もあり、それぞれの区画にはシェイドツリーが植えられていてそのツリーにはインドらしく胡椒の実のつるが巻きついていました。
この森は、野生の動物も多く生息しており、孔雀や猿、バイソンなどが住む豊かな環境でした。農園名はカラディカン エステートといい、熊の住む森という意味ですが、今はクマはいないそうです。
インドのアグロノミストの指導にのっとり自然環境にも配慮された栽培を行っていました。インドもまた病虫害の影響を受けています。出来るだけ殺虫剤を散布しないよう虫取りシートを区画内に設置し対応していました。
熟度も抜群のチェリー。赤道に近い事もあり、シェイドツリーも植えられていました。木に巻きついている弦は、グリーンペッパーです。かじると胡椒独特のスパイシーな辛さが口に襲いかかります。要注意です。
カラディカン農園の総責任者エマンスさん。ひげが特徴的なジェントルマンでした。
昨年から買い付けを開始した、インド共和国の南西に位置するカルナータカ州のチクマガグールへ行ってきました。
私にとってのインドとは、デリーに見る喧騒と埃っぽさ、ガンジス川の沐浴等でしたが、入国早々そのイメージは良い意味で裏切られました。
入国した最初の都市は、バンガロールといいインド版シリコンバレーといわれるインドのIT産業の中心地でかなり都会的な街並みでした。
イギリスの統治下時代を感じさせる雰囲気のある都市でした。
とはいえ、郊外に出るとまったく違うインドが見えました。
目的地のチクマガグールまでは、バンガロールから車で、6時間ぐらいかかります。
まずは、目的地の途中にあるハサンにあるドライミルに行きました。
インドで早くからピニャレンセのセパレーターを導入。
インドの場合は国産の機器メーカーがあるので外国製はまだ珍しいそうです。
最終的にはハンドピックで欠点豆を除去します。作業がしやすいようにベルトコンベアでグリーンコーヒーを流し女性スタッフがハンドピックを行います。男性は集中の持続力が無い為この作業には向かないそうです。
ドライミルで働くスタッフ。