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カップオブエクセレンス新豆発売のお知らせ。

いつもトーアコーヒーをご愛顧頂き誠に有難う御座います。

昨年末に行われたカップオブエクセレンス ブラジルで見事 1位に輝いた、ブラジル「サンタバーバラ・パルプド ナチュラル」を5月16日(火)よりトーアコーヒー直営店、オンラインショップにて販売を開始いたします。

 

 

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シャパーダ ディアマンティナの牧草地を開墾した2haの小規模生産者です。

甘さと酸味のバランスと味の立体感が抜群に良いコーヒーです。その土地が持ち合わせた気候風土が素晴らしいと同時に、収穫から水洗処理、乾燥工程と生産者の素晴らしい仕事が伝わってくるコーヒーです。

お楽しみに!

 

Nicaragua 出張報告 Vol.2

ブエノスアイレスのドライミルに行って来ました。

今年のカップオブエクセレンスで、自社農場で5ロット、集荷ロットで2ロット。計7ロットもこのBeneficio Buenos Airesから生まれています。

 

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シーズンも終了している為何にもありませんが、一応一通りみました。このパティオはコマーシャルコーヒーでした。

ブエノスアイレスでは、パコさんのエル・ケッツァールと同じくビューラーの電子選別機を導入しています。この電子選別機の威力は凄いです。

 

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機械が止まっているところを見るのもある意味レアな経験でした。

ブエノスアイレスのドライミルで2セッションのカッピングをして来ました。

 

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1セッション目は全てカトゥーラでそれぞれ農園や区画が違うものを並べてのカッピングでした。

8ロットのうち、モンテリバノのロットが 白ワインやシトラス ライチを思わせる面白いキャラクターのあるコーヒーがあり、90点を付けてしまいました。

その他は81~86点ぐらいのコーヒーでした。全体的にオレンジやシトラスと言ったシトリックアシディテー系で爽やかでスムースなコーヒーでした。

2セッション目は、品種 マラカツーラで同じ区画で収穫したチェリーを異なる6種類の処理方法で仕上げたコーヒーをカッピングしました。

1.ケニワ(アフリカ式washed 発酵槽に付けないwashed)
2.Fully washed

3.アナエロビック ファーメンテーション(タンクの中を真空状態)

4.アエロビック ファーメンテーション(タンクの中に空気を送り込む)

5.アナエロビック+ケニワ

6.アナエロビック(Natural 48時間タンクに入れ、アフリカンベッドで18日かけて乾燥させたもの)

1 ~ 5 はマラカツーラらしい、チョコレートやアプリコット アップル などの風味を感じ、クリーミーな質感がある83~86点ぐらいのコーヒーでした。

6はドライの時から異質な個性を出していて、他にはない衝撃的なキャラクターを醸し出していました。
フレーバーは、ライチ ライム 白ワイン 複雑な酸とスムースでジューシー 最初から最後までフレーバーがブンブン香るコーヒーでした。 第1セッションの6番に傾向は似てますが、フレーバーのインパクトの強さは驚きでした。

フレーバーに引きずられ点数も90点を付けてしまいましたが、クリーンカップ スィートネス マウスフィール バランスが少し落ちるように感じました。

かなり興味深いカッピング体験ができました。
こういう試験を繰り返し品質向上を図っている事は将来が楽しみであり、一体どこまでいくのかと思いました。

 

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トーアコーヒーのエルナランホ デピルトが里帰りしました。

素晴らしいスタッフに感謝。

是非今年もカップオブエクセレンス オークションで素晴らしいコーヒーを落札し、皆様にお届けしたいです。

 

 

 

Nicaragua 出張報告。

ヌエバ セゴビア デピルトのブエノスアイレスとエル ナランホ デピルトに行ってきました。

 

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標高1300m~1500mに位置するこちらの農園は、カフェテーラ ブエノスアイレスが管理する8つの農園の2つで、隣接するセクターの為、品質も味も似ています。

 

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栽培品種は、マラカツーラ、マラゴジッペ、レッドカトゥアイ、イエローカトゥアイ、ジャバ、カスティージョ、SL28  最近ゲイシャも始めたそうです。

乾燥処理法は、Fully washed ブラック、レッド、イエロー ハニー、Natural アナエロビック、アエロビック と新しいプロセスに積極的に挑戦しています。

 

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エルナランホ デピルトの品質管理者

 

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エルナランホ デピルトのマラカツーラの区画

病虫害を防ぐため、ハエ取り紙みたいなシートをコーヒーツリーの間にいくつも仕掛けてありました。
※モンテシオンでは、ペットボトルにアルコールをいれていました。

オーガニックで作るため、色々苦労があるみたいです。

 

 

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エルナランホ デピルトは、水洗処理場からもっとも近くにあり、1日に2回水洗処理場に摘み取ったチェリーを運び込みます。朝6時から摘み取り作業が始まり、11時に一回、夕方にもう一度持ち込みます。

今回のCOEでもブエノスアイレスよりスコアが良い理由の1つかもしれません。

時期外れに来た為、ピッキングや処理作業を見る事は出来ませんでしたが、普段の作業を垣間見る事が出来ました。

 

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今の時期は、乾燥期に入っている為、葉っぱが下に垂れ下がるぐらい水分が少なくなる為、灌漑設備を導入しコーヒーツリーに水やりを行なっていました。


 


 

 

2017カップ・オブ・エクセレンス ニカラグア 国際審査会レポートVol.3

カップ・オブ・エクセレンスの国際審査会は、1次ラウンド・2次ラウンドでカップオブエクセレンス受賞コーヒーを選出し、3次ラウンドは、その中でも特別なTOP10を再度焙煎し直し、評価します。

 

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さすがTOP10だけあってどれも甲乙付けがたいコーヒーばかりですが、コンペティションである以上、順位をつけなければならないところが苦しいところです。

 

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今回見事1位に輝いたのは、ニカラグア北東部に位置するJinotegaにある「El Esfuerzo 農園」でした。スコア91.166点。

最終的に今年のニカラグア・カップオブエクセレンスを受賞した農園は25農園でした。

昨年、一昨年と3年連続でニカラグアの品評会を見てきましたが、年々コーヒーのクォリティーがレベルアップしていてカッピングしていても、驚きの連続でした。特に綺麗な味だからこそ出てくる酸味の繊細な部分やフレーバーに輝きがあり魅了されました。

今回の品評会で入賞したロットをオークションで落札したいと思います。お楽しみにして下さい。

 

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カップ・オブ・エクセレンスの授賞式でのニカラグアダンスでの祝福。

 

 

 

 

2017カップ・オブ・エクセレンス ニカラグア 国際審査会レポートVol.2

今回カップオブエクセレンスのセレクションに出品した総数は、246ロット。国内審査会1次審査で83ロット、2次審査で36ロットまで絞られ国際審査会へ上がって来ました。

 

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コンペティション第1ラウンドは1テーブル9ロットの4セッション 計36ロットを審査しました。

 

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Natural や Honey などかなりキャラクターのあるコーヒーも混じっていました。

余りに攻めすぎてドライの時にパルプ臭がしたり、もはやフェノールというロットもありました。
当然、ディフェクトされました。
個人的にはニカラグアは綺麗な酸が出てるwashedが1番良いと思いました。

国際審査会の1次審査で27ロットに絞られました。

2017カップ・オブ・エクセレンス ニカラグア 国際審査会レポート

2017年 最初のカップ・オブ・エクセレンス ニカラグア国際審査会に召集され参加して来ました。

首都マナグアから車で4時間程のニカラグァ北部の県、ヌエバ セゴビアの県都オコタルというホンジュラスとの国境に近い街で開催されました。

 

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気温は日中は36度位、夜は冷房無しで寝れる位の25度位です。湿度はかなり低く、乾燥しています。お陰で洗濯物がすぐ乾きました。

第1日目は、カリブレーションを行い、味覚の尺度をあわせる訓練を行います。

 

 

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ヘッドジャッジのポールソンガーさんがプレゼンし、カッピングの指導があります。

最近の攻めたプロセッシングに対応するためか、処理方法の違いとその特徴を説明し、実際にテストカッピングで味をみたり、ケミカルを使用し、ナチュラルの酸、シトリックな酸、マリックな酸等をつくりテイスティングしました。

処理方法と酸の質は今後益々必要となるスキルの一つです。

 

 

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ウェルカムセレモニーが行われ、いよいよカップオブエクセレンス国際審査会の始まりです。

 

 

 

カップ・オブ・エクセレンス新豆のご案内

カップ・オブ・エクセレンス2016 グァテマラ「ベラ・エリザベス」を3月25日(土)より発売いたします。

 

今回御案内するグァテマラ「ベラ・エリザベス農園」は 3世代にわたりコーヒー農園を営んでいる家族経営の農園です。
農園名の「エリザベス」は愛娘の名前をつけるほど家族愛にあふれた農園主でコーヒーに対しても献身的に生産に取り組んでいます。

 

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ー農園情報ー

国名: グァテマラ

地域:ウエウエテナンゴ県 サン ペドロ ネクタ市

生産者:エルウィン エレーラ

農園名:ベラ・エリザベス

品種:カトゥーラ, ティピカ,ムンドノーボ,ブルボン

生産処理:水洗式

スイートチョコ・キャラメル・ブラウンシュガーを想わせる甘く深い味わいと赤りんごを想わせるような風味特性です。

是非、ご賞味下さい。

2017年 中米出張レポート/コスタリカ偏 Vol.2

タラス地区はサンホセから南に車で3時間位、標高1500m~2100mの高地に位置します。

 

1件目 ラピラ農園

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Coe入賞農園。
こちらは35周年を迎える農園で、常に新しい技術を取り入れ、その情報を周辺農園に教えているそうです。Fully washed や Honeyを作っている。

 

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発酵槽に貯める水の温度は低い方が良いとの考えから、発酵槽に貯める水を冷やすためにわざとトタンの屋根に水を流して風を利用して水を冷やしています。

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白い 木という名前の農園。

 

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標高も高いし熟度も良く素晴らしい農園。

 

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カトゥーラ  カトゥアイ  ゲイシャ などを植えています。最近の気候変動で時期外れのはなが咲いていました。
花の香りは、ジャスミン系の爽やかで少し柑橘系を感じさせられる香りでした。

 

2件目(モンテコペ)を回って来ました。

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農園主の息子のエンリケ ナバセJrは、常に新しい技術を取り入れ、品質向上に意欲を出している生産者です。標高は
1840mです。

 

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Fully washedの一般的なやり方は、チェリーを剥いでから発酵槽に入れ、その後デシムシラージの工程をへて乾燥させますが、ここでは、チェリーを剥いでからすぐにデシムシラージの工程をとり、その後発酵槽に入れ処理する方法をとっています。

発酵時間は24時間。
品種は、ティピカ ディジャロ カトゥーラ カトゥアイ ブルボン ケニアSL28などです。
新しい世代が新たな取り組みを始めています。

この他にハニーやレーズンハニー3Way Washed など醗酵工程や乾燥工程に工夫を凝らし更なる高みを目指す姿勢をビシビシ感じました。

 

3件目 ラス・マルガリータス

農園主のダミアンさん。

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4年前からスペシャルティコーヒービジネスに参入。昨年はサンプル程度の収穫量しか取れなかったまだまだこれからの農園。

標高は2000mを超え、品種も主にゲイシャ種を植えている後発なだけにかなり攻めている生産者。チェリーをいくつか味見しましたが、今までで一番味が濃く、甘さもありかなり期待できるチェリーでした。かなりのポテンシャルを感じる農園なので注目です。

4件目 Cafe Mirazu

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新しいプロジェクトを始めて3年目。乾燥プロセスにこだわりを見せる生産者。ナチュラルで3日間天日乾燥後、チェリーの皮を剝ぎ、ハニープロセスにするレーズンハニーを得意とするそうです。

今回回った農園は、エスプレッソで主にフレーバーに傾注するバリスタには非常に面白い農園ばかりでした。

 

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チョイスする方がバリスタチャンピオンだからかもしれませんが・・・。

今後も目が離せないスペシャルティコーヒー生産国の一つには間違いありません。

今期のカップ・オブ・エクセレンスが楽しみです。

以上が中米出張のレポートとなります。つたない文で申し訳御座いませんが、今年トーアコーヒーが買い付けるコーヒーがどのようなコーヒーなのか少しでも伝わったのなら嬉しいです。

美味しいコーヒーを気軽にお楽しみいただきたいと考えて降ります。トーアコーヒーにご期待下さい。

2017年 中米出張レポート/コスタリカ偏 Vol.1

中米 コスタリカは、標高の高いエリアが多く「ゲイシャ種」や斬新な処理方法でフレーバーを追求する高品質コーヒーで注目を集めています。

 

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数年前にはWBCでチャンピオンを輩出するほど生産だけでなく、抽出においても進んでいる国の一つです。今回アテンドして頂いたリカルドさんはWBCのチャンピオンです。

 

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※写真左手がリカルドさん

 

小規模から零細の農園をいくつか回ってきました。

ロドリゴ オービエロさんの農園。

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標高1240m 首都のサン ホセから車で50kmのウエストバレーにある農園です。ウエストバレーはCOEでも多くの入賞ロットを輩出する素晴らしいエリアです。

この生産者の兄弟がスタバで働いているらしく、10年位前から近くの農園がスタバのテスト農園となっているという話しです。サルバドルからお兄さんがゲイシャを持ち込んだとの事で、現在400本のゲイシャが植えられています。
その他にもサンド ロケ(SL28)やモカ、カトゥーラなどを植えています。

 

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特に驚いたのは、SL28のチェリーを食べた時に、ゲイシャのような、パパイヤやライチのような風味が果肉からしたことです。

農園の管理や良いコーヒーを育てる努力を惜しまない姿勢を感じられました。


2つ目の農園は、ボルカン アズール(青い火山)という名前の農園です。標高は1500m~1700mに位置します。

 

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COEに入賞している特級農園の1つです。
生産者のアレホさんは、スペシャルティコーヒーに対する情熱が半端でない1890年から代々続く農園に誇りを持っている方でした。
ゲイシャをはじめ、SL系やビラサルチ サルチモール ナチュラルデカフェなどを植えています。

 

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以前のCOEで、ビラサルチで85点を取った経験を持っているほど、土壌や生産方法、収穫 処理まで徹底した品質管理を行っています。

 

この農園でもっとも興味を惹かれたのは、チェリーの収穫をする労働者に支払うコストです。

 

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黒いボックスを持った写真がありますが、あのボックスにチェリーを一杯(5kg位)にしてアズールコイン1枚(2ドル)

計算すると lb/20ct 位賃金を払っていると行っていました。

収穫作業者にきちんと賃金を支払うことで、チェリー1粒の熟度管理だったり区画後とのトレーサビリティを担保する事が出来るといいます。