雑誌掲載のお知らせです。
東京カレンダー6月号にて門前仲町の「カフェ東亜サプライ」をご掲載頂きました。
また、ホームページでもご紹介頂いております。どうぞご覧下さい。
https://tokyo-calendar.jp/article/9654?page=2
ブエノスアイレスのドライミルに行って来ました。
今年のカップオブエクセレンスで、自社農場で5ロット、集荷ロットで2ロット。計7ロットもこのBeneficio Buenos Airesから生まれています。
シーズンも終了している為何にもありませんが、一応一通りみました。このパティオはコマーシャルコーヒーでした。
ブエノスアイレスでは、パコさんのエル・ケッツァールと同じくビューラーの電子選別機を導入しています。この電子選別機の威力は凄いです。
機械が止まっているところを見るのもある意味レアな経験でした。
ブエノスアイレスのドライミルで2セッションのカッピングをして来ました。
1セッション目は全てカトゥーラでそれぞれ農園や区画が違うものを並べてのカッピングでした。
8ロットのうち、モンテリバノのロットが 白ワインやシトラス ライチを思わせる面白いキャラクターのあるコーヒーがあり、90点を付けてしまいました。
その他は81~86点ぐらいのコーヒーでした。全体的にオレンジやシトラスと言ったシトリックアシディテー系で爽やかでスムースなコーヒーでした。
2セッション目は、品種 マラカツーラで同じ区画で収穫したチェリーを異なる6種類の処理方法で仕上げたコーヒーをカッピングしました。
1.ケニワ(アフリカ式washed 発酵槽に付けないwashed)
2.Fully washed
3.アナエロビック ファーメンテーション(タンクの中を真空状態)
4.アエロビック ファーメンテーション(タンクの中に空気を送り込む)
5.アナエロビック+ケニワ
6.アナエロビック(Natural 48時間タンクに入れ、アフリカンベッドで18日かけて乾燥させたもの)
1 ~ 5 はマラカツーラらしい、チョコレートやアプリコット アップル などの風味を感じ、クリーミーな質感がある83~86点ぐらいのコーヒーでした。
6はドライの時から異質な個性を出していて、他にはない衝撃的なキャラクターを醸し出していました。
フレーバーは、ライチ ライム 白ワイン 複雑な酸とスムースでジューシー 最初から最後までフレーバーがブンブン香るコーヒーでした。 第1セッションの6番に傾向は似てますが、フレーバーのインパクトの強さは驚きでした。
フレーバーに引きずられ点数も90点を付けてしまいましたが、クリーンカップ スィートネス マウスフィール バランスが少し落ちるように感じました。
かなり興味深いカッピング体験ができました。
こういう試験を繰り返し品質向上を図っている事は将来が楽しみであり、一体どこまでいくのかと思いました。
トーアコーヒーのエルナランホ デピルトが里帰りしました。
素晴らしいスタッフに感謝。
是非今年もカップオブエクセレンス オークションで素晴らしいコーヒーを落札し、皆様にお届けしたいです。
ヌエバ セゴビア デピルトのブエノスアイレスとエル ナランホ デピルトに行ってきました。
標高1300m~1500mに位置するこちらの農園は、カフェテーラ ブエノスアイレスが管理する8つの農園の2つで、隣接するセクターの為、品質も味も似ています。
栽培品種は、マラカツーラ、マラゴジッペ、レッドカトゥアイ、イエローカトゥアイ、ジャバ、カスティージョ、SL28 最近ゲイシャも始めたそうです。
乾燥処理法は、Fully washed ブラック、レッド、イエロー ハニー、Natural アナエロビック、アエロビック と新しいプロセスに積極的に挑戦しています。
エルナランホ デピルトの品質管理者
エルナランホ デピルトのマラカツーラの区画
病虫害を防ぐため、ハエ取り紙みたいなシートをコーヒーツリーの間にいくつも仕掛けてありました。
※モンテシオンでは、ペットボトルにアルコールをいれていました。
オーガニックで作るため、色々苦労があるみたいです。
エルナランホ デピルトは、水洗処理場からもっとも近くにあり、1日に2回水洗処理場に摘み取ったチェリーを運び込みます。朝6時から摘み取り作業が始まり、11時に一回、夕方にもう一度持ち込みます。
今回のCOEでもブエノスアイレスよりスコアが良い理由の1つかもしれません。
時期外れに来た為、ピッキングや処理作業を見る事は出来ませんでしたが、普段の作業を垣間見る事が出来ました。
今の時期は、乾燥期に入っている為、葉っぱが下に垂れ下がるぐらい水分が少なくなる為、灌漑設備を導入しコーヒーツリーに水やりを行なっていました。
後味の汚れ・切れのなさを「コク」「飲み応え」と誤解されてませんか?