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2022.10.24

コーヒーの嫌気性発酵について。

コーヒー豆知識

皆さんはコーヒーの嫌気性発酵をご存じでしょうか?

嫌気性発酵(アナエロビックファーメンテーション)とは、コーヒーの精製方法のひとつで、収穫したコーヒーチェリーを密閉された容器に入れ、酸素がない環境で働く微生物を利用して発酵させる方法です。
これにより従来の好気性の発行時とは違った味わいやフレーバーを作り出すことが出来ます。
IP
(↑このような密閉されたタンクに入れ、通常2~3日間置いて発酵させます。)

弊社で現在取り扱いの嫌気性発酵のコーヒーは「インド/グンゲギリ」です。
インドグンゲギリ
こちらのコーヒーは、特別なバクテリアを付与させているわけではなく、チェリーの表面に付着している嫌気性のバクテリアの働きで発酵をさせています。
キャラメル・アプリコット・レッドベリーを想わせるコーヒーです。
どうぞこの機会にお試し下さい!

2020.4.13

エブリデイトーアコーヒーVol.3

コーヒー豆知識

さて、今回はフレンチプレスと茶漉し編です。

特に今回はメッシュの違いに着目し、今回の検証では浸透式を用いており、テクニックで濃度コントロールが出来ないため、より均一の溶解度で比較しています。

 

今回もゴールデンブレンド中煎りとキングアーサーブレンド深煎りでそれぞれ比較していきます。

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①ゴールデンブレンド・フレンチプレス TDS1.32%

ゴールデンプレスIMG_1340

 

②ゴールデンブレンド・茶漉し TDS1.66%

1ゴールデン茶漉しIMG_1349

 

③キングアーサーブレンド・フレンチプレス TDS1.60%

キングプレス1IMG_1340

 

⓸キングアーサーブレンド・茶漉し TDS2.03%

1キング茶漉しIMG_1349

 

 

①と③、②と⓸を比較して焙煎度の高い豆の方がTDSが高く計測されます。

 

①と②、③と⓸を比較してフレンチプレスよりも茶漉しの方がTDSが高く計測されました。これはメッシュの違いが大きく関係していると思われます。

 

次回は弊社のシングルオリジンの濃度を計測していきます!

2020.4.10

エブリデイ トーアコーヒーVol.2

コーヒー豆知識

さて今回は前回でご紹介した器具を用いて、当社のハウスブレンドであるゴールデンブレンドキングアーサーブレンドの濃度を測定し比較していきたいと思います。

IMG_1299

 

 

スポイトでサンプルを抽出し、測定します。

IMG_1327IMG_1346

 

 

また今回は2種類のペーパーフィルターを用いてそれぞれ測定し、ペーパーフィルターの素材の違いで、濃度がどのように変わるのかも検証したいと思います。

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ゴールデンブレンド中煎り

①カリタFPぺーパーフィルター TDS1.37%

※TDS:Total Dissolved Solidsの略称で、コーヒーの濃度の単位として使われています。液体の中にどれだけ成分が溶け込んでいるかの量(濃さ)を表します。

あくまで濃度を表す単位ですので、数値が高いほど優れているという事ではありません。

GBkalitaKalita

 

②ケナフ入りペーパーフィルター TDS1.62%

GBKenafケナフフィルター1~2人用

 

キングアーサーブレンド深煎り

③カリタFPぺーパーフィルター TDS1.51%

KAKalitaKalita

 

⓸ケナフ入りペーパーフィルター TDS1.68%

KAKenafケナフフィルター1~2人用

 

①と③、②と⓸を比較して、中煎りよりも深煎りの方が濃度が高い事が見てとれます。

 

また①と②、③と⓸を比較して、カリタFPペーパーフィルターよりもケナフ入りペーパーフィルターの方が濃度が高めに抽出されている事が分かります。

 

トーアコーヒーではケナフ入りペーパーフィルターを推奨しております。ケナフ入りペーパーフィルターは、コーヒーの成分をより抽出してくれるとともに、高品質コーヒーの美味しさ(油分・微粉)も抽出してくれます。

 

 

次回はフレンチプレスと茶漉しの抽出編です。お楽しみに!