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2018.11.9

2018年カップオブエクセレンス ブラジル審査会レポートVol.3

イベント
2018CUP OF EXCELLENCE in Brazil

TOP10

Pulped Natural では、ゲイシャ種が2ロット入っていました。
Natural はワイニーフレーバー系もありましたが、綺麗系のフレーバーがある(パッションフルーツやベルガモットなど)ものも目立ち、90点越えの素晴らしいクォリティのコーヒーが残って来ました。ブラジルの品質が年々上がっていることに驚きました。特にPulpedNaturalは黙って出されたら中米のコーヒーと間違えてしまうぐらい綺麗な酸が出ていました。

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表彰式

今年はPulpedNaturalで5つNaturalで8つの90以上のコーヒーがでました。オークションで高値が付きそうです。

因みに1位に輝いた生産者は、
Pulped Natural はFazendaPrimavera      Chapada de minas
Natural はFazenda Paraiso Cerrado mineiroのコーヒーでした。

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今回の審査会を終えて感じたことは、まだまだ知られていない生産者がいること、その方々が村を代表して誇りをもってこの品評会に望んでいる事が良く伝わって来ました。オークションでトーアコーヒーも落札予定でおりますのでお楽しみにして下さい。

 

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カップオブエクセレンス国際審査員

小竹 秀一

2015ニカラグアCOE審査会 2015ホンジュラスCOE審査会 2015ブラジルCOE審査会

2016ニカラグアFinenestCoffee審査会 2016ホンジュラスCOE審査会

2017ニカラグアCOE審査会

2018 ニカラグアCOE審査会 2018 グァテマラCOE審査会 2018 ブラジルCOE審査会

2018ニカラグアFirst Fairtrade Coffee Quality Competition

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2018.11.6

2018年COEブラジル国際審査会出張レポートVol.2

イベント

2018カップオブエクセレンス ブラジル

ディスカッション

セッションが終了するごとに、ディスカッションルームに行き、それぞれのカップの評価や感想を言い合います。外国人カッパーの中には日本人には分からない表現法をされる方が居るので、ここでいろんな方の表現を学び、言葉のボキャブラリーを増やして生きます。

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青のポロシャツが国際審査委員、黄色のポロシャツが審査会をサポートしてくれるスタッフ、緑色のポロシャツはブラジルのスペシャルティコーヒー協会とスポンサーのSMCのスタッフです。

 

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国際審査会が円滑に行われるように、カップの準備やお湯のの準備、又は、会場の整理整頓など細かなところまでサポートしてくれています。審査会をサポートしてくれているスタッフ無しでは、カップオブエクセレンスの国際審査会は成立しません。審査を行う立場としても気が抜けないと感じさせられます。

アクティビティ

 

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審査会の合間におこなったアクティビティにて、ブラジルスペシャルティコーヒー協会の設立メンバー並びに歴代会長が駆けつけていました。これだけのメンバーが揃うのはなかなか無い貴重な時間となりました。

余談ですが、来年は、カップオブエクセレンスがスタートしてから20年のメモリアルイヤーです。

第1回はベストオブブラジルという名前でブラジルのラブラス大学で行われました。当時主流だったクラシカドールと呼ばれるコーヒー鑑定士を除外し消費国の名だたるカッパーを召集し品評会を行ったことから始まりました。

当時珍しかったインターネットオークションでアメリカやヨーロッパのバイヤーが高値(当時は2.6ドルぐらい)をつけ大成功を収めました。今の価格からすると凄い安い気がしますが、当時はまだNYCの価格が基準だったのでそれに比べるとはるかに高値で評価された事になります。現在でもコマーシャルコーヒーはNYCが基準となっています。今、カップオブエクセレンスがあるのは、ブラジルでの成功があったからこそです。

トーアコーヒーは日本の企業で始めてカップオブエクセレンスを落札しました。

 

 

 

2018.11.5

2018年COEブラジル 出張レポート Vol.1

イベント

2018ブラジル カップオブエクセレンス

「国際審査会参画レポート」

2018年10月15日~21日にブラジルのミナスジェライス州グァシュペという町でカップオブエクセレンス・2018ブラジル国際審査会が開催されました。グァシュペはブラジル国内で最大規模を誇る生産者共同組合(コーシュペ)がある街で、大規模なドライミルが有ります。

 

 

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通常カップオブエクセレンスの審査会はFullywashedもNaturalも関係なく一緒に審査を行いますが、ブラジルは、他国の審査会と違いPulped Natural と Naturalのそれぞれのプロセスごとにわけ品評会が行われます。その為日程も長くコーヒー好きにはたまらない審査会です。

 

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カリブレーション

今回のBrazil CUP OF EXCELLENCEの国際審査会に残ったロット数は、Pulped Naturalが国内Pre Selection408サンプル中、国際審査会に上がってきたのが37ロット。Naturalは、Pre Selection527サンプル中、国際審査会に上がってきたのが40ロットでした。

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National カッパーに聞きましたが、サンプルが500以上集まると、中には明らかにスペシャルティコーヒーでは無いコーヒー喪混ざっているので、いろんな意味で大変だったといっていました。

National Conpetition では、Natural と PalpedNaturalで審査員を入れ替えて審査します。1テーブル10カップを1日10セッションとして1000カップを見るのに10日かかります。国内審査会はそれを2ラウンド行います。

 

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今回私は、テーブルリーダーを全日程任されました。テーブルリーダーは、何をするのかというと、カップにお湯を注ぐスタッフがちゃんと出来てるか(溢れさせたらカップをチェンジさせる)やカップにフェノールなど異常があった場合、ヘッドジャッジに伝える役や時間を管理する役割をします。

1ラウンド4セッションで行われ個々で86点以上の点数が付かないと脱落してしまいます。

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カリブレーションでは、世界中の審査委員の評価基準を合わせるために80点前後のカップ、85点前後のカップ、90点前後のカップをそれぞれランダムに並べ、カッピングし、自己評価とのズレを修正する時間です。