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2017.6.29

SCAJの実践講座カッピングセミナーに参加してきました!

コーヒーのある風景

先日、SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)主催の実践講座カッピングセミナーに参加してきました。

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スペシャルティコーヒーの品質に影響を与える、生産処理工程と生産処理方法をカッピングによって比較、検証するというものです。

生産者の協力を得て、生産処理の各工程ごとのサンプルを得ており、そのサンプル量が非常に少ないため、年に1回しか開催できないとの事でした。

 

まず午前中はSCAJ会長の関根さんの講義がありました。収穫時期の生産処理現場の様子を動画などで詳しくご説明頂きました。

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午後からはグループに分かれてカッピングを2セッション行いました。まずは各生産処理工程の検証です。

比重選別で浮いたチェリーや比重の軽いパーチメントのコーヒーの品質をカッピングでチェックします。同じ農園のものなので影響としてしては少ないものの、チェリーの熟度の違いがコーヒーの品質に与える影響について学ぶ事が出来ました。

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続いて、同一品種、同一チェリーで生産処理方法のみを変えたサンプルをカッピングで比較しました。こちらは明確に分かりやすく、ブラジルのナチュラル、パルプトナチュラルの違い、ニカラグアのナチュラル、ウォッシュトの違いについて学ぶ事ができました。

 

SCAJのテクニカルスタンダード委員会の方々のフォローのおかげでスムーズにセミナーは進み、質問にも親身にお答え頂きました。どのグループも活気があって積極的に意見が飛び交っていました。

・・・と今回は何だか小難しい内容となってしまいましたが、皆さんもぜひ国ごとや生産処理の違いでコーヒーを楽しんでみて下さい。きっともっとコーヒーの事が好きになれると思いますよ!

 

※ちなみに以下パーチメントコーヒーのサンプルです。色の違いが見てとれます。

(左からナチュラル、パルプトナチュラル、ウォッシュト)

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