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2017.2.23

2017年 中米出張レポート/コスタリカ偏 Vol.2

コーヒーのある風景

タラス地区はサンホセから南に車で3時間位、標高1500m~2100mの高地に位置します。

 

1件目 ラピラ農園

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Coe入賞農園。
こちらは35周年を迎える農園で、常に新しい技術を取り入れ、その情報を周辺農園に教えているそうです。Fully washed や Honeyを作っている。

 

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発酵槽に貯める水の温度は低い方が良いとの考えから、発酵槽に貯める水を冷やすためにわざとトタンの屋根に水を流して風を利用して水を冷やしています。

フィンカ バラ ブランコ 標高1840m
白い 木という名前の農園。

 

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標高も高いし熟度も良く素晴らしい農園。

 

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カトゥーラ  カトゥアイ  ゲイシャ などを植えています。最近の気候変動で時期外れのはなが咲いていました。
花の香りは、ジャスミン系の爽やかで少し柑橘系を感じさせられる香りでした。

 

2件目(モンテコペ)を回って来ました。

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農園主の息子のエンリケ ナバセJrは、常に新しい技術を取り入れ、品質向上に意欲を出している生産者です。標高は
1840mです。

 

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Fully washedの一般的なやり方は、チェリーを剥いでから発酵槽に入れ、その後デシムシラージの工程をへて乾燥させますが、ここでは、チェリーを剥いでからすぐにデシムシラージの工程をとり、その後発酵槽に入れ処理する方法をとっています。

発酵時間は24時間。
品種は、ティピカ ディジャロ カトゥーラ カトゥアイ ブルボン ケニアSL28などです。
新しい世代が新たな取り組みを始めています。

この他にハニーやレーズンハニー3Way Washed など醗酵工程や乾燥工程に工夫を凝らし更なる高みを目指す姿勢をビシビシ感じました。

 

3件目 ラス・マルガリータス

農園主のダミアンさん。

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4年前からスペシャルティコーヒービジネスに参入。昨年はサンプル程度の収穫量しか取れなかったまだまだこれからの農園。

標高は2000mを超え、品種も主にゲイシャ種を植えている後発なだけにかなり攻めている生産者。チェリーをいくつか味見しましたが、今までで一番味が濃く、甘さもありかなり期待できるチェリーでした。かなりのポテンシャルを感じる農園なので注目です。

4件目 Cafe Mirazu

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新しいプロジェクトを始めて3年目。乾燥プロセスにこだわりを見せる生産者。ナチュラルで3日間天日乾燥後、チェリーの皮を剝ぎ、ハニープロセスにするレーズンハニーを得意とするそうです。

今回回った農園は、エスプレッソで主にフレーバーに傾注するバリスタには非常に面白い農園ばかりでした。

 

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チョイスする方がバリスタチャンピオンだからかもしれませんが・・・。

今後も目が離せないスペシャルティコーヒー生産国の一つには間違いありません。

今期のカップ・オブ・エクセレンスが楽しみです。

以上が中米出張のレポートとなります。つたない文で申し訳御座いませんが、今年トーアコーヒーが買い付けるコーヒーがどのようなコーヒーなのか少しでも伝わったのなら嬉しいです。

美味しいコーヒーを気軽にお楽しみいただきたいと考えて降ります。トーアコーヒーにご期待下さい。