2017年中米産地レポート/ニカラグア偏 Vol.2

エル・ケッツァールの農園内にある水洗処理場です。

 

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収穫されたチェリーを水洗処理槽に入れている風景です。箱に移し1袋にチェリーが何杯分あるか数えながら投入していました。

 

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処理層に投入されたチェリーを水の力で水路をたどらせます。

途中、フローター除去を行うため、あえて水路は長めに作ってあります。

※フローター除去とは、葉っぱや枝、過熟を含めた軽いチェリーなどをセパレートする方法。

パルパーでチェリーの皮を剝ぎ、醗酵槽へ流れていきます。

発酵槽には、12時間位つけるそうです。

 

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水洗処理で使用し汚れた水はそのまま川へ戻さず、何層もの浄化タンクを通し、カルシウムを加えため池で中和してから川へ戻すそうです。自然環境に配慮する事で持続性のある良質なコーヒーを生産することが出来ます。

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2017年中米産地レポート/ニカラグア偏 Vol.1

ニカラグア の首都マナグアから車で3時間ぐらいの場所に移動します。途中、日本の援助で造られた橋を通過します。

 

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ニカラグアは世界で2番目に熱帯雨林がある自然豊かな国です。ちなみに1番はブラジルです。

 

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エルケッツァールはマタガルパという街の山あいにあります。
マタガルパはニカラグアの中でコーヒーの集積場として栄えてきた街で最初に入植したのはイギリス人との事でした。エルケッツァールのオーナーはスコットランド出身です。

 

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コーヒーの街らしく、いたるところにコーヒーの集積場がありました。

 

まずは、マタガルバのサンミゲルにあるドライミルに行ってきました。

 

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2年前に伺った時には無かったスクリーン選別機やビューラー社のカラーソーターが設置されており最新の設備で稼働していました。

 

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上の写真は、カラーソーターではじかれたダメな豆です。精度が素晴らしく良い為、一瞬見ただけではわかりませんでした。日本でハンドピックをすると人件費が高くつき無駄なコストになります。生産国でも精度の高い機械を導入しコストパフォーマンスを高めて行く事も大切な事だと考えます。

 

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2017年 中米産地レポート/エルサルバドル偏 Vol.3

モンテシオン農園内を案内してもらいました。

Lausanne S.A. de C.V. が所有するモンテシオン農園を含む複数の農園は、エルサルバドルの首都 サンサルバドルから車で2時間ほどの場所にあるアワチャパンという街にあります。

 

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こじんまりとしてかなり安全で動きやすい町でした。バックパッカーにも人気がありそうな町です。

 

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モンテシオンはレインフォレストアライアンス認証も取っているほど豊かな自然を保有しています。将来に渡ってこの自然を維持保全していくことに真剣に取り組んでいます。

 

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モンテシオン農園で収穫されるチェリーの収穫目安は、チェリー1粒から14滴の果汁が落ちるぐらいの熟れ具合だそうで、その実の色は深い赤色で宝石のように輝いていました。

 

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コーヒーの植えられている土は、表面が乾かないようにわざと草をはやしていたり、傾斜の急な場所には、雨が降って水分を多く含んだ土が流れ落ちないようにイソテと呼ばれる植物を植えるなど工夫をされていました。

 

太平洋側からの強い風が吹き上げてくるので農園の周りは防風林で仕切られています。

モンテシオン農園のコーヒーは、シングルコーヒーの他、ゴールデンブレンドやキングアーサーブレンドに配合されています。是非味わってみて下さい。

エルサルバドル「モンテシオン」商品ページ

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2017年中米産地レポート/エルサルバドル偏 Vol.2

Lausanne S.A. de C.V.が所有する水洗処理場と乾燥パティオです。
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以前は処理はすべて他社に委託していましたが、数年前から自社の処理施設を手直しし使用を再開したそうです。
処理層から出てきたパーチメントコーヒーはムシラージも剝げ、つるつるになって出てきます。
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乾燥場は広いので、乾燥させるコーヒーをタンクを積んだ車で運び、広げます。
Fuiiy Washed の乾燥方法は、6日間天日乾燥した後、日陰でアフリカンベットを使い14日間乾燥させ仕上げるそうです。
そのやり方にしてからカップクォリティが上がりました。
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乾燥が終了したコーヒーは、スクリーンセパレーターに掛けられパッキングし保管されます。
今期もおいしいモンテシオン農園のコーヒーをお届けできます。
お楽しみに!

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2017年 中米産地レポート/エルサルバドル偏 Vol.1

毎年トーアコーヒーが、お世話になっているモンテ シオン農園に行ってきました。

 

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今回は、モンテシオンの特徴の1つでもある、サステナブルにふれる事ができました。

 

※サステナブルの直訳は「持続可能」ざっくりと環境面と社会面の2つテーマがあります。

環境面では、将来もずっと現在と同じような環境下で人類が持続し生活していける事。

社会面では地球上の全ての人が平等に社会恩恵を受けられる事等です。

あまりにざっくりとした解釈ですいません。

モンテシオン農園を経営するLausanne S.A. de C.V.は、コーヒーで得た利益を生産者及びその家族の生活環境向上に役立てたり、レインフォレストアライアンス認証を取得するなど生物多様性の尊重に寄与しています。因みにオーナーのリリアナさんのお父さんはお医者さんです。

 

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モンテシオンでは、農園で働く労働者とその家族に2週間に一回食料の配給をしています。

 

 

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トーアコーヒーが支払っている価格の何パーセントかは、こういったお金の使われ方をしています。日本にいるとあまり気づきませんが社会システムそのものに問題を抱えている国々はまだまだ沢山あります。

普段飲んでいるモンテシオンのコーヒーも1杯飲んだら、社会貢献につながってるんだなぁと感慨深くなると同時に、コーヒーの持つ力に改めて気づかされました。

未だに文字の読み書きが出来ない方がいるので、サインは拇印の方もいました。

今後もモンテシオンのコーヒーを継続購入することで、幸せの架け橋になれたらと思いました。

 

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2017年 中米産地レポート/グァテマラ偏 Vol.3

グァテマラシティにあるドライミル(最終処理場)に行って来ました。

 

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パーチメントで運ばれたコーヒーを脱穀、精製、スクリーン分け、電子選別機を使用したセパレートとパッキングを行います。

 

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一番下の画像は、奥が良いもの、手前が電子選別機ではじかれた豆です。

 

麻袋に印刷をかける風景

 

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今期収穫ロットをカッピングしました。

 

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ハニープロセスとFully Washed カップは昨年同様の良いカップでした。今年も美味しいコーヒーがお届けできそうです。

グァテマラ「ハニーコーヒー」はシングルコーヒーの他、ゴールデンブレンドやキングアーサーブレンドに配合されています。

是非味わってみて下さい。

グァテマラ「ハニーコーヒー」商品ページ

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2017年 中米産地レポート/グァテマラ偏 Vol.2

グァテマラ「サンクリストバルベラパス」のウエットミルです。

 

 

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この日は日曜日の為、チェリーの集荷はありませんでしたが、Fully washedとHoneyの乾燥を見る事ができました。

今期の収穫は11月の後半から始まり、3月まで続きます。今は収穫の半分位まで進んでいるそうです。

Fully washedの発酵時間は夜に浸けて朝に取り出すので約12時間です。
その後、水路を辿らせデシムシラージのマシーンにかけて乾燥工程に移します。

※下記の水洗処理の画像は2015年のものです。

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中米は発酵曹からパティオに行くまでの水路の長さが長めにとってあります。
理由は水路の途中に関を作り、軽いものと重たいものとにパーチメントコーヒーをセパレートする為だそうどす。

Honeyの乾燥工程はパルプ除去をした後に、カルダモンの乾燥に使用されていた乾燥機に入れて乾燥させます。

 

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乾燥機に6-7cmの厚さに敷き詰めたパーチメントコーヒーを20度弱の温度で乾燥させ、45分に一回撹拌し乾燥にムラが出来ないよう時間を掛け乾燥させます。45分に一回は経験からとの事です。
チェリーの集荷は夕方から夜になる為、夜通し続く作業となりハーベストシーズンには、少人数で行っている為残業も多々あるそうです。

 

グァテマラ「ハニーコーヒー」商品ページ

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2017年 中米産地レポート/グァテマラ偏 Vol.1

1月19日から中米3カ国の買い付け出張に行って来ました。

今は中米の収穫シーズン真っ只中です。

まずはグァテマラの首都グァテマラシティから車で5時間ほどのところにある「サンクリストバルベラパス」に行って来ました。

 

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ここは、いつもトーアコーヒーがお世話になっている産地で、17件ほどのマイクロミルを集めていウエットミルです。今回はその中の3つの農園を見てきました。

 

1件目の農園 アシェンダ サンタイネス のオーナー ロニー・ソリアさん

 

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標高1410mに位置し カトゥーラ カツアイやレンピーラなどを栽培しています。1番のこだわりは、オーガニック栽培にこだわり土壌作りに力を入れている事です。パルプを混ぜた土の中にミミズを入れる事でミミズの尿からでるチッ素がコーヒー栽培において貴重な肥料となると言っていました。

 

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2件目の農園  フィンカ ロス ロブレスのオーナーアグスト ロブレスさん。

 

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標高1500mに位置し、カトゥアイ  ブルボン  ウンガニョ  ドッサーニョを栽培。※ウンガニョ ドッサーニョの品種名は現地語の為不明。
ブルボンを育てているが、他品種と隣接しているのとハチ蜜を作っている為他の品種が混ざっている可能性があるみたいでした。※ブルボンの新芽がブロンズだった。

 

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農園内は松やバナナなど緑が多く良い環境でした。


 

3件目の農園は、2年前に伺った事のあるフィンカ アゥワ ベンディッタです。

 

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標高1440mに位置しカトゥーラ カツアイ コスタリカ95 パチェを植えています。※パチェという品種は初めて聞きました。
2年前に来た時はサビ病が蔓延し悲惨な状態でした。


※2年前の画像です。

 

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※現在の画像

 

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剪定をしたり、新たに植え替えたりと努力を続けここまできたそうです。

 

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古いカトゥーラの収穫量が落ちているそうで、今期の収穫状態をみて植え替えるか決めるそうです。

 

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産地の状況が2年でガラッと変わるさまを間近で感じられ良い経験が出来ました。

グァテマラはゲイシャやパカマラを植えてスペシャルティを狙ってつくり高い価格で取り引きしたいと思うオーナーと、サビ病対策に力を入れ生産量を上げていきたいと思うオーナーと地域特性を活かしたビジネスを展開していました。

 

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2月の工場フェアのお知らせ。

いつも株式会社トーアコーヒーをご愛顧頂き誠に有難う御座います。

トーアコーヒー 寄居パイルファクトリーでのコーヒー直売フェアは、2月10日(金) 11日(土)に開催いたします。

冬の期間、営業時間は下記の通りです。

AM 10:00  ~ PM 16:30 (両日) 

皆様のお越しをお待ちしております。

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トーアコーヒー バレンタインブレンド発売のお知らせ。

トーアコーヒーがお届けするバレンタイン限定ブレンド

1月24日(火)から2月14日(火)までの期間限定販売

チョコレートとの相性ぴったりの中深煎りブレンドに仕上げました。

大切な方への贈り物や、ご自宅のちょっとした安らぎの時間に是非お楽しみ下さい。

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~風味特性~

深いコクとなめらかな質感。ミルクチョコレートを想わせる風味が特徴です。

販売価格 200g ¥999(税込み)

是非ご賞味下さい。

 

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